「まさか、自分の息子が不登校になるなんて…」
長男が中学に入ってしばらくした頃、彼は学校に完全に通えなくなってしまいました。最初は「少し休めば大丈夫だろう」と思っていたのに、日が経つにつれて状況は改善されるどころか、むしろ悪化していく一方でした。朝になると腹痛や頭痛を訴え、玄関で泣き崩れる息子の姿を見るたびに、私の胸は締め付けられました。
その頃の私は、常に不安と焦り、そして深い悲しみの中にいました。「なぜ行けないの」「このままでは将来どうなるの」「私の育て方が悪かったのだろうか」。そんな思いがぐるぐると頭の中を回り続け、夜も眠れない日々が続きました。
追い詰めてしまった日々
どうにもならない気持ちを、私は息子にぶつけてしまっていました。「どうして行けないの」「理由を教えてくれないとわからない」と、行けなくなった原因が知りたくて、何度も何度も問い詰めました。今思えば、傷ついている息子をさらに追い詰めていたのだと思います。でもその当時の私には、そうせずにはいられませんでした。
その結果、息子は自分の部屋に完全に閉じこもるようになり、私との会話はほぼなくなりました。何か話しかけると暴言が返ってくる。ゲームがうまくいかないと激しく荒れ、壁に穴が開くこともありました。状況はひどくなるばかりで、私はどこに助けを求めればいいのかわからず、ただ途方に暮れていました。
「潜在意識」との出会い
そんな状況を何とかしたくて、私は不登校に関する本を読みあさり、ネットで情報を集め続けました。子どもへの接し方、声のかけ方、専門機関への相談方法。できることは何でも調べました。
そんなある日、ふと「潜在意識書き換え」というキーワードが目に留まりました。それまで聞いたことはあったものの、どこか「スピリチュアルな話」として距離を置いていた分野です。でもその時の私には、藁にもすがる思いがあり、深く読み進めてみることにしました。
そこには、こんなことが書かれていました。
「今のあなたの現実は、あなたが無意識のうちに思い続けてきたことが形になったものです」
「ネガティブな感情でいると、ネガティブな現実を引き寄せ続けます」
「笑顔でいること、ポジティブな言葉を使い続けることで、脳と潜在意識は書き換えられていきます」
読んだ瞬間、全身に電流が走るような感覚がありました。そして、ハッと気づいたのです。
私は、ここに書かれていることの、まったく逆のことをしてしまっていた、と。
潜在意識と引き寄せの法則が教えてくれたこと
潜在意識とは、私たちが普段意識していない心の深い部分のことです。人間の思考や行動の大部分は、この潜在意識によってコントロールされていると言われています。そして「引き寄せ 潜在意識」の考え方では、私たちが潜在意識の中で強く思い続けていることが、現実として引き寄せられてくるとされています。
私は毎日、意識の奥深くで「息子が学校に行けない」「このままではダメだ」「どうして普通にできないの」という思いを抱き続けていました。表面上は「大丈夫、きっと良くなる」と言いながら、潜在意識の中では不安と焦りで満たされていたのです。
引き寄せの法則から言えば、私は「うまくいかない現実」を引き寄せ続けていたことになります。息子の状況が改善しなかったのは、息子だけの問題ではなく、私の潜在意識が作り出していた現実でもあったのかもしれない。そう気づいた時、初めて「変えるべきは、まず私自身だ」と思えるようになりました。
ヒーリングとスピリチュアルな視点から自分を見つめ直す
潜在意識の書き換えについて学ぶ中で、私はヒーリングやスピリチュアルな考え方にも自然と触れるようになりました。ヒーリング スピリチュアルの世界では、人が抱えている不安や恐れ、悲しみは、内側に溜まったエネルギーのブロックとして捉えられることがあります。そのブロックを解放することで、本来の自分に戻り、望む現実へとシフトしていけるというものです。
私が特に心に響いたのは、「まず自分自身を癒すことが、周囲の現実を変える第一歩」という考え方でした。子どものために何かをしてあげようと必死になっていた私は、自分自身のケアを完全に後回しにしていました。疲れ果て、傷ついた状態の私が、息子に愛とエネルギーを注ごうとしても、それは空っぽのコップから水を注ごうとするようなものだったのです。
そこから私は、毎日少しずつ自分を癒す時間を作るようにしました。深呼吸をしながら自分の感情に向き合う時間、好きな音楽を聴く時間、自然の中を散歩する時間。小さなことですが、少しずつ自分の内側が変わっていくのを感じました。
チャネリングとインナーボイスに耳を傾ける
この時期、チャネリングというものにも初めて真剣に向き合いました。チャネリングやり方としては様々なアプローチがありますが、私が取り組んだのは、静かな場所で目を閉じ、自分の内なる声に耳を傾けるというシンプルな方法です。
難しいことは何もありません。ただ、頭の中のノイズを静め、「本当は何を望んでいるのか」「この状況が私に教えてくれていることは何か」と、自分の心に問いかけるのです。最初はうまくできませんでしたが、続けているうちに、ふとした瞬間に「答え」のような感覚が浮かんでくることがありました。
ある日のチャネリングの時間に、こんなメッセージが浮かんできました。
「息子はすでに、十分に頑張っている。あなたが必要としているのは、息子を変えることではなく、息子をあるがままに愛することだ」
その言葉が、私の心の深いところに刺さりました。涙が止まりませんでした。
潜在意識を書き換えた結果、現実が変わっていった
私はそこから、根本的な意識を変えることにしました。
「息子を学校に戻さなければ」という強い執着を手放すことにしたのです。
学校に行かせることに必死になっていたのは、「学校に行けない息子」という現実を受け入れられない私自身の不安からでした。その思いがある限り、息子の姿を見るたびにネガティブな感情が生まれ、それが言葉や態度に滲み出て、息子をさらに苦しめていたのです。
「息子が元気でいてくれればいい。笑顔でいてくれればいい」
そう心から思えるようになるまでには、大きな葛藤がありました。「そんなことを思っていたら、ずっと学校に行かなくなるのでは」という恐れとも戦いました。でも、潜在意識の書き換えと引き寄せの法則を信じ、毎日繰り返し「息子は元気でいる。それで十分だ」と自分に言い聞かせ続けました。
心から本当にそう思えるようになった頃、不思議なことが起き始めました。
息子の態度が、少しずつ変わっていったのです。
暴言が減り、部屋から出てくる時間が増え、ある日突然、息子の方から「ねえ、ちょっと聞いていい」と話しかけてきました。その瞬間の嬉しさは、今でも忘れられません。そこから会話が戻り、笑い合える時間が増えていきました。
高校受験の時期には、息子は自分の進むべき道を自分で考え、自分で決めました。通信制の高校ですが、週に二回の登校日があり、クラスの友達もでき、楽しく通っています。
まず、自分の心に向き合うことから始めてほしい
この経験を通じて、私が最も強く伝えたいことがあります。
まず自分の気持ちに集中し、本当に望んでいるものは何かを考えてみることが、とても大切だということです。
私は「息子に学校に行ってほしい」と思っていましたが、本当の望みは「息子に幸せでいてほしい」「息子に元気でいてほしい」ということでした。その本質に気づいた時、初めて潜在意識が正しい方向に書き換えられていったのだと思います。
子どもの不登校に悩んでいるお母さんへ。
毎日、必死に子どものことを考えて、情報を集めて、涙を流して。それだけでもう、十分すぎるほど頑張っています。まずは、そんな自分をたくさん褒めてあげてください。
あなたが自分自身を癒し、潜在意識を整えていくことが、お子さんの現実を変える最も確かな一歩になると、私は自分の経験から確信しています。

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